hoinori

0で割ることは0を掛けることであることを述べています。

0除算研究は日本から

$1/0=0$ にはいろんな人が到達していたようです。Patrick Suppes は1957 年に『Introduction to Logic』という書籍を著しています。彼はこの中で,ロジカルに詰めると $1/0=0$ が出てくることを臭わす記述をしながら,そこで止めています。Proof asistant の Isabelle の開発者が提供しているマニュアル (彼らは tutorial と呼んでいます) にも$1/0=0$ の記述があり, $1/0=0$ を得ていることがわかります。

https://isabelle.in.tum.de/dist/Isabelle2021/doc/tutorial.pdf

しかし,Isabelle の研究者達も $1/0=0$ の先の考察はしていないようです。このように,西側の研究者は $1/0=0$ を得ても,その先に進むことには躊躇するようです。なぜかというと,彼らは $1/0=0$ を嫌う傾向があるようです。0除算は多くの不連続な現象を導きますが,これが嫌われる要因の1つと思われます。彼らが無の概念を理解できないというのもあるでしょう。それに対して,インドの研究者は $1/0=0$ を自然に理解してくれます。中東辺りまでは,同じように理解されます。東欧もなんとかOKといったところです。しかしさらにその西の人々は拒否反応を示す人が多いという印象です。

以上を簡単に表現すれば,西に行くほど0除算理解から遠くなるということです。このような世界の風潮なので,一番東の日本から0除算研究が始まっているのは自然です。ということで,日本からの0除算研究を積極的にサポートしたいと思います。皆様もどんどん参加していただけましたら幸いです。いままで殆ど考察の対象でなかったことを研究するので,あらゆるジャンルに初等的なレベルから研究材料が散らばっています。0除算導入は既に済んでいるので,現在は0除算の導入により現れる新たな事象を観察することが主な研究課題となっています。